2014年12月02日

シルバーウイング600 ショートツーリング

 シルバーウイングを少し長めに乗ってきました。
 といっても、片道50キロ程度、高速道路6割、市街地3割、山道1割くらいですが。

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 まずは……すげえ荷物入る! もう積み放題!
 もともと旅行にはそれほど荷物を持っていかないタイプではあるものの、仕事柄ノートパソコン(Macbook Air '11)とか、デジタル一眼レフカメラ(Nikon D700)とレンズ数本、あと予備のカメラとかなんだとか、今回それなりの荷物があるんですが、シート下収納にこれが全部すっぽり入ります。
 フュージョンのトランクとは規模が違うっていうか、あれはカッコはいいけど荷物が入る量はそんなに多くないので、これはすげえですね。いきなりビックスクータが便利だというのの片鱗を見た感じ。
 バッグがそのまま入るので、いちいちパッキングしなくてもいいっていうのはすごく楽です。雨具もなにもかも、シート下にただ放りこんでおけばよろしい、という。

 ライディングポジションは、フュージョンのようにのけ反って乗る感じではなく、もうちょっと姿勢がいい感じになります。このほうが安定はしますし、そうはいっても普通のバイクよりは足の置き場が多いわけで、長距離だからどうこうという感じはありません。
 ただし、膝のあたりがフリーなのでニーグリップができない=踏ん張れないわけでして、これが慣れるまではちょっと不安になります(特にコーナーでバイクを倒すと、膝が「どうしていいのー!?」と主張してくる感じ)。
 まあ、30分も乗れば慣れてきますけどね。

 で、いざ走りだせば、やっぱりパワーが違います。
 数字的にそんなに出ているわけではないのですが、そうはいっても600ccのツインですから、料金所からのゼロスタートはもちろんですが、高速道路での120キロ巡航もストレスはありません。そこから加速してクルマを追い越すのも楽。
 ブレーキもまあ、このくらいならこんなもんでしょうという感じですね。どうしても減速時に右足が動きますが。

 シルバーウイングがよく云われるフレームがねじれるような弱さというのは、確かに高速域でレーンチェンジをしたりするときとかに、前より後ろがコンマ数秒遅れてついてくるような感じをちょっと感じることがありました……が、これはフュージョンもそうだったので、この大きさのスクータだとそういうものなのかも。TMAXはこれがないから飛ばせるんでしょう。

 市街地でも足つきがいいので、それほど取りまわしに苦労することはなく、Uターンもアクセルのオンオフだけでできるので楽と云えば楽です。もちろん物理的に車体が大きいわけですから、原付のようにはいきませんが、すり抜けも比較的楽。
 重たいものが下に集中しているぶん、ゴーストップを繰り返しても不安定にならないのはスクータのいいところかもしれません。

 山道では、先にも書いた「ニーグリップができない不安感」「なんかわかんないけど倒れない」「後ろがコンマ数秒遅れてくる感じ」があって普通のバイクのように攻めるのはちょっとおっかないっていうか、倒しこんでいくと小径ホイール(っていってもフュージョンよりはぜんぜん大きいんですが)の影響かどうしても不安定さが顔を見せ始めます。
 ただ、アクセルに集中できるぶん、わたし程度の技術であればコーナーからの脱出速度は速くなりますから、普通にツーリングでいろんな種類のバイクに交じってついていく分には、スクータだからといって遅れをとるようなことにはならないと思います。
 ただやっぱり、度を越えて飛ばすといきなりコーナーで吹っ飛びそうで怖いですが。
 このへんはまあ、バイクの特性を見て走りなさいってことでしょう。

 というわけで、これはもうほんとに、ものすごく快適なバイクです。
 ゴールドウイングのような超弩級ツアラーほど気負わないで街乗りにも使え、外車のツアラーやパンヨーロピアンみたいな本格ツアラーよりさらに気楽なのに、ショートツーリングからロングツーリングまで使える実用車。雨の日以外ならクルマの変わりに通勤通学に使うのも苦ではないかなと思います。

 もっとも、どうしても「走る」ことより荷物の積載性や快適性に比重を置いているわけで、それなりに峠で飛ばせるのが欲しければ少なくともTMAX買えってのもあるわけでして、フュージョンのときもそうだったようにこれ一台だと飽きてしまうこともあるかもなあ、というのはありました。
 街乗りからツーリングまですべてこれ一台でこなさないといけないのなら迷わずコレですが、わたしはそういう状況ではないので。
 もちろん荷物が積めるってのはツーリングでは絶対的なアドバンテージなんですが、でもやっぱりツーリング行くぞってなったらわたしはCBを選ぶ気がする。
 別にシルバーウイングがつまらんというわけではないんですけどね。こりゃもう、バイクに求めるモノの違いです。
 でもまあ、今回みたいに荷物を積んでちょっと遠乗り、くらいならシルバーウイングのほうが便利かな。とにかくクルマのように荷物を単純に放りこんでおけるのはすごくよいです。

 ……しかし、これはシルバーウイングに限ったことではなく、もっといえばスクータに限らないのですが、やっぱりカウルがあると風の感じが全然違いますね。
 今まで、フュージョン以外ずっとカウルのないバイクばかり乗り継いできたので、今回改めて思ったんですが、高速道路を100キロでずっと走ってても風がほぼ当たらないんですな。
 特に足。頭はもともとヘルメットかぶってますし、上半身は厚着してるのでいままでのバイクでもそれほどなのですが、足はズボン一枚だとすごく風がこたえるんですね。
 なので疲れも少ないし、冬だと寒さも感じづらいといういいことづくめ。なるほどツアラーのカウルってのは無駄についてるわけではないんだなあ、という今更ながら思ったりなんかして。
posted by TAKAMI Yui at 16:24| Comment(0) | バイク