2013年06月25日

モトコンポ使用感

 この個体、外見もそうですが機関もかなり調子がよく、バッテリを新品にしただけでエンジンもキック一発始動、異音もなく快調そのものです。
 車体の書類入れには前オーナの自賠責保険の証書が残っていましたが、これが昭和57年から60年までの3年間のもの。
 あとから入れ替えるならこんなものを入れておくわけがないですから、最後にこれが使われていたのはこのくらいとみて間違いないでしょう。
 外に放置されていたりしたらこの外装コンディションはありえないですから、やはりその後はどこかに仕舞われていたのでしょうね、これ。

 で、乗ってみると。
 よく云われているように、むちゃくちゃ遅いです。
 馬力は2.5馬力しかなく、さらに変速システムを持たない、エンジン回転数と速度が直結する走行システムですから、感覚としてはローギアでずっと引っ張っている感じ。
 当然速度はすぐに頭打ちになり、だいたい最高速度はメータ読みで40キロを少し超えたくらいでしょうか。
 これ以上はいくらエンジンを回しても、音が大きくなるだけで一向に速度は上がりません。
 そもそも30キロを越えたあたりで安定性が失われてまっすぐ走るのも怖くなるので、限界としてこんなもんだと思います。
 出足ももっさりしてますし、単純なスピードだけならちょっと気のきいた自転車のほうが出るでしょうね、という感じ。
 それでも、電動パッソルよりも安定してスピードが出るのは、やはり2ストロークならではの粘りなんでしょうか。幹線道路を走るのが怖いのはパッソルもモトコンポも同じですけど。
 モトコンポ改造界(?)では、エンジンを互換性のあるカレンのものやいまどきのスクータであるディオ、ジョグなどのスクータのものに換えて速度アップをはかるのもメジャーなんだそうですが、早く走りたいならうちにはカブ90があるわけで、エンジン回りをいじる気はありません。
 それによって横積みできなくなっちゃったら元も子もないですし。
 あくまでノーマルコンディション維持、「クルマに詰めるバイク」としての快適化を目指します。

 燃料タンクは2.2リットルだそうなのですが、リッターあたり50キロ程度は走るとのことなので、パッソルよりはぜんぜん余裕がありますね。随時前回で走って半分の25キロになっても、片道25キロ走れて、そこらへんのガソリンスタンドで給油できるわけですから、航続距離的な不安はほとんどありません。
 クルマに積んで持ち歩き、足にして使うにはちょうどよさそうです。

 クルマへの積載性能はさすがで、シートとハンドルを収納するだけで(これの所要時間は1分くらい)、こんなにコンパクトに。

DSC02474.JPG

 で、折りたためばDには余裕で入ってしまいます。

DSC02476.JPG

 リアベッドは倒さないと駄目ですが、モンキーに比べると20キロくらい車体が軽いので、一人で持ち上げて積み込むのもそんなに難しくありません。もちろん軽々楽勝とはいきませんが。
 横置きでもちゃんと入りますので、安定性を考えれば横置きですね。
 さすがにベッドの下には入りませんが、それは仕方ないところでしょうか。

 店から家まではエクストレイルで持ってきたのですが、エクストレイルでもハンドルを折りたためば立てたまま積載可能です。
 ためしに横積みしてみましたが、ガソリンはほとんど漏れてこず、1、2滴が荷室にこぼれてたくらい。
 これは、積む前にキャブの中のガソリンを抜かずに積んでしまったので、それが出てきたんだと思われます。
 おそらくヴィッツみたいなコンパクトカーでも積めるんじゃないかな。
 まあ、もともとシティに積むことができたわけですから、ちょっとした大きさのクルマになら余裕すぎるくらいですね。
 横倒しにすれば普通のセダンのトランクにも入るんじゃないかな。
 ちなみに、家での保管も玄関先に置いておけるので、盗難の心配もしなくてすみます。

DSC02481.JPG

 しかし、触れれば触れるほどよくできたバイクだと思います。
 「クルマに積んで移動して使う」ことを徹底して追求したという意味では、ホンダならではのこだわりというか、ホンダならではの仕事というか。
 だって、いまでもガソリンエンジンでってことになると、これに替わるバイクって今に至るまで存在してないわけですからね。
 車体を小さくするだけならある程度簡単にできるでしょうけれど、そこに凝った折りたたみ機構や横倒しにしても大丈夫なシステムとか、「クルマに積むだけでそこまでやるか!」というこだわりは、バイクの新しい魅力を追及しようとしている様子が見て取れます。
 これ、今の技術でもう一度作ったら、昔とは違った評価になるんじゃないかなあ。
 もちろん電動でもいいのですが、電動ならこのモトコンポと同等とまではいかないまでもそこそこの航続距離が欲しいところです。

 そんなのが出たら、絶対買いますぜ。新モトコンポ。
posted by TAKAMI Yui at 13:17| Comment(2) | モトコンポ
この記事へのコメント
程度の良いモトコンポが
見つかってよかったですね。
羨ましーです!

かなり昔に、ゴリラを買ったとき、
レオーネスイングバックに載せたかったので。
ハンドルがたためるモンキーと悩んだ事を思い出しました。
(車に乗せるには結構重いけど…)

インバーターで充電できる、さらに、
エンジンかけて発電機にもなる
ハイブリッドモトコンポなんてでたら
魅力的ですね!

Posted by nors at 2013年06月28日 14:12
ありがとうございます!
ぜんぜん乗れてませんが、玄関においとくだけで楽しくなりますね!(笑

わたしはモンキーを持ってるんですが、乗せるのはちょっとしんどいですねー。
持ち上げて載せるのは無理な気がします。
乾燥で60キロ近くありますからねー。

ハイブリッドいいですねー!
いまのホンダの技術ならできそうな気もしますが。
ガソリンじゃなくてガスボンベの発電機は作ってるので、あれの技術を応用して作ってくれないかなーという気がします。
Posted by TAKAMI Yui at 2013年07月04日 13:15
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