2017年01月05日

燃料系その2

 なんか年が明けてました。あけましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願いします。
 こちらは相変わらず430の不具合と戦っております。

 というわけで、ジャッキで上げてクルマの下にもぐりこんで見てみます。

 430の燃料ポンプは、右リアタイヤの内側少し前についてます。
 下からの衝撃に耐えられるようにしてあるのか、鉄板でガードがしてありました。
 見てみると、430の燃料ポンプ回りってこんな感じになってました。
 狭くて写真撮れないので手描きイラスト。

pump.jpg

 タンクからホースを通って流れてきたガソリンが燃料ポンプを通ってエンジンルーム内まで送られる。
 これはまあ、すぐにわかる。
 じゃあこの前後についてるのは何だ? フィルタか? でもエンジンルーム内にフィルタあるのにフィルタが三重になってるなんてことあるの?
 これはL型エンジン整備書にも430の整備書にも書いてない。なんだこれ?

 しかも、この後ろ側にあるやつから燃料がうっすら滲んでるんですよ。
 よく見たら数滴ですが、地面にガソリンが垂れてる。
 駐車場に停めっぱなしにしているときにはガソリンの漏れたあとができていたりしたことはないので、走った後(直前に少し走ってきた)にのみガソリンが垂れてることになります。

 で、日産のディーラの工場長に聞いてみた(ついでにここの部品の新品が出るか聞いてみた。のちほどぜんぶ製廃であることが判明)ところ、ポンプ前のはフューエルダンパー、後ろのはフューエルレギュレタなんじゃないかとのこと。
 フューエルダンパーって何してるかってと、要は燃料ポンプってのは常に動いてるわけで、それの音や振動なんかを抑えるためのものなんだそうな。へー。
 極端な話、それだけの装置なんで、故障してどうしてもどうにもならなければ多少音や振動は出るかもしれないけどなくてもいいものらしい。ほんまか。

 でも、もうひとつの後ろの部品。
 フューエルレギュレタはエンジンルームにあるんで、たぶんこのポンプの後ろのはレギュレータじゃないよなあ。だいたいレギュレターってマニホールドからの圧力を見てるわけだから、マニホールドにつながってないとおかしいわけで。さすがにこれはたぶん工場長の勘違いだと思われる。
 ということに工場長と話をしてるときには気付かなかったんだけど、これ、あとから整備書に載ってる「フューエルチェックバルブ」なんじゃないのかな、と思い立ちました。
 で、いろいろネットとかで調べてみると、別車種のフューエルチェックバルブと形がよく似てるんで、たぶんこれだろ、と。
 これも燃圧を一定にするための装置ですね。これならポンプの後ろにあってもおかしくない。

 ただ、今回に関してはどっちにしてもレギュレタは怪しい気がする。
 もちろん異音がするポンプも怪しい(そもそもポンプがそれに見合うだけの燃料を送り出せてないとすればこの前提も崩れる)わけで、ポンプも交換したいんだけど、ポンプも製廃。代用品を使うしかない。

 フューエルゲージのサビについては、あの上の部分はやはり結露とかでサビてしまうもんで、現役のときからサビてる車体がいっぱいあったとのこと。センサー類がちゃんと動いてれば、そのサビてる部分を磨いて切り下としてしまっても密閉性が保たれれば大丈夫でしょうとのことでした。まあ最悪こっちはどうにかなりそう。

 ただ、それとは別にフューエルレギュレータも怪しいんですよね。
 フューエルレギュレタってなにかってと、ポンプから送りだされた燃料をマニホールドの圧力と合わせて調整するための装置……なんだそうです。メカニズムに詳しくないのでこんなものがあることすら知らんかった。

 さて、そうするといくつか仮定ができます。
 ダンパー〜ポンプ〜チェックバルブを通った燃料は、通常であればそのフューエルレギュレタによって、マニホールド内の圧力に応じてインジェクタに送る燃料の量を調整しようとする。
 エンジン高負荷時にはマニホールドの負圧が小さくなる(ターボチャージャが動くから正圧になる)から、フューエルレギュレタはさらに多くのガソリンをポンプから送りだそうとする……けど、ところがどっこい、このレギュレタに不具合があるから、それに見合うだけのガソリンが送りだせない。燃圧が下がる。空気量に見合う燃料が送られない。だから高回転まで回らない。
 で、それでポンプから送りだされてもどってきてしまった燃料がチェックバルブの付け根から漏れてきてる……と考えれば、なんとなーくつじつまがあう気がするぞ。

 ただ、もっと単純に考えて、燃料ポンプ回り(ダンパーとチェックバルブ含む)がおかしくなっている確率のほうが高いです。明らかに変な音がしてるわけですし。
 通常時は普通に燃料を吸い上げるけど、高負荷時にアクセルを踏み込むと、燃料ポンプが不具合を起こして吸い上げられる燃料の量が少なくなってしまい、高回転域に見合った量を吸い上げられないか、あるいはダンパーかチェックバルブに不具合か詰まりがあって、そこで吸い上げられてインジェクタに届く燃料がアクセルを踏み込んだ量とエアフロから送られてくる必要な燃料に足りず失速する。走った後に燃料が垂れるのは、チェックバルブかポンプの不具合箇所からの漏れ。
 で、エンジンを一度オフにすると、燃料ポンプの電源が一度切られるので、再び燃料ポンプが動き出すから現象が一時的に直る……と。

 あるいは、燃料タンクの中にサビのカタマリがあり、ポンプがそれを吸い上げてしまってタンクから配管へのフィルタが詰まったとき、燃料が届かずに失速する、ってのも考えられるかも。んで、エンジンを切る……燃料ポンプの電源が切れると、吸い上げていたゴミが再び落ちるのでまた走り始めるけど、また同じように吸ってしまうと高回転回らなくなる、みたいな。
 タンクの中の燃料が少なくなってくると現象が顕著になるので、割とこれもつじつまが合います。
 でもそれだと、アイドリング時には普通に吹けあがるのの説明がつかないかな。あと同じ回転数で頭打ちになるってのもおかしいか。

 続く。
posted by TAKAMI Yui at 15:02| Comment(0) | 430セドリック

2016年12月29日

燃料系その1

 ネットでいろいろ検索してみると、430や130ZなどのL20型EGIエンジンでは、わたしがいま悩まされている高負荷時の加速不良とほぼ同じと思われる現象に悩まされている人は少なくないようでした。
 で、そういう方々のほとんどは、燃料ポンプまわりの配管とかにタンクから吸ってしまったサビが詰まってる、という現象によるものっぽい。
 そこはまだ見てなかったので(めんどいから後回しにしてた)、ちょっと時間を見つけてタンク回りを見てみることに。

 ピュアトロン(空気清浄機)やリアエアコンがついてない430のハードトップやセダンは、タンクの確認はとても簡単で、トランクの内張りのシート側をはずす(ネジ2本とピンで停まってるだけです)とそこにガソリンタンクが鎮座しています。
 これだけで配管まわりにはアクセスできます。

 まずは燃料ゲージのチェックから。
 コネクタをはずし、上で留めている押さえをひねれば取れます。
 こいつはこんな感じ。

IMG_6837.JPG

 ……こりゃあひでえ。

 と思ったんですけど、サビてるのは上だけで、下のフロートやセンサー部分にサビは見えません。
 これならまあ使えるだろと思って、サビてる部分を磨き、完全に腐ってる部分はちぎり取ってもう一回使いまわしました。どうせ部品でないだろうし、また時簡たてばサビてくるだろ、こんなものは。
 この完全に腐ってる部分がタンク内に落ちるほうが怖い、っていうか、もう落ちてるんじゃないの。

 で、タンク内。
 その状態で車内のリアシート後ろ、リアスピーカとかがあるボードをめくります。
 これはツメでとまってるだけ。
 これもリアエアコンやピュアトロンがついてると、まずそれらの取り外しからなので多少面倒です。

 これをはずすと(完全に外さないでも大丈夫)、ちょうど燃料ゲージの刺さっている穴の真上にのぞき穴があるので、ここから恐る恐る確認する……と。
 あれ? あんまりサビてないぞ?
 むしろキレイっぽくない?

 ガソリンがある程度入ってしまっているので完全にはわからないんですが、少なくとも見て見るからにヤバいっていう感じではないっぽい。
 一度完全にガソリンを抜いて調べてみないとわからないけど、たぶん大丈夫なんじゃないかな。

 じゃあ次はポンプか?
 実は最近、キーをACCの位置まで回すと、「グイーン」という音がすることがあるんですよ。
 エンジンかけちゃうと気にならないんですが、運転席にいても聞こえるくらいのなにかの作動音。することもあればしないこともあるんですけど。
 エンジンルームじゃなくて床下から聞こえるんで、これ燃料ポンプの音じゃないの? ってのは、ちょっと前から思ってたんですよ。
 燃料ポンプの「ジー」という音じゃなくて、もっとこうモーターのような「グイーン」っていう派手な音だから、これが燃料ポンプからの音だとすると明らかにおかしい。

 わたしは昔W210メルセデスベンツに乗ってたことがあって、メルセデスはキーACCで燃料ポンプが作動するので、一度ACCにして2、3秒置いて燃料ポンプが燃料を送ってからエンジンをかけたほうがポンプが長持ちするという話を聞いて以来、この「ACCで数秒待ってからエンジンをかける」のがクセになってるんですけど、そのせいでこの2、3秒の間にこの音がすごい気になる。
 あと最近車内が明らかにガソリン臭い。

 総合的に見てポンプ回りが怪しい。
 ……続く。
posted by TAKAMI Yui at 00:10| Comment(0) | 430セドリック

2016年12月21日

シフトブーツ交換

 とりあえずできるところから、ということで。
 このクルマ、買ったときからシフトブーツがかなりヤバいことになっていました。

DSC08794.JPG

 汚いっていうか、ちょっと軽く触ったら病気になりそうな勢い。
 カビとかじゃなくて、皮がハゲてボロボロになってるだけだと思うんですが、いずれにしても見た目気持ちいいもんじゃない。
 ので、こいつは早いうちに直したいと思っていました。

 当然こんなもの新品が出ないので、これ。

DSC08790.JPG

 Y31セドリックセダンのシフトブーツです。タクシーとか一昔前のパトカーとかのやつですね。
 3500円くらいだったかな。レザーっぽい素材です。
 部品番号96934-V5000「BOOT CONSOLE」。日産部品でまだ新品が出ます。そらそうだわな。

 シフトブーツなんてなんでもいいんでしょうけど、スポーツカーみたいなゴムとかで段々になってるやつじゃなくてちょっと長めのもので、できれば430と同じ上でひもで結ぶ形のやつが欲しかったんです。
 市販品でオートバックスみたいなとこで同じような材質のものを買うとたぶん2000円くらいで買えると思いますが、なんかああいうのってステッチ入ってたりして妙にスポーティだったりしてアレがなんか似合わない気がして、できるだけシンプルなのを探してたんですよ。
 となるとコレがいちばん似てた。もとの材質がわからんから、430とまったく同じかどうかはわからんですが。
 別の部品番号のクルー用も使えるかな。クルーとセドリックで迷って同じセドリックだからとこっちにしたんですけど。

 付け方はコンソールの後ろのボックス、カーペット下のネジ2本をはずしてボックスをはずし、ボックスの下にあるコンソールのネジ1本をはずすだけ。
 ブーツは金具でかなり固く留められてるので、マイナスドライバかピックツールでむりやり外します。
 この金具は再利用するので壊してはいけません。

 で、はめ直してこんな感じ。
 基本的にはサイズもほぼドンピシャで、加工なしでつきます。
 位置合わせを少し間違えてしまったのであとで直したい。

DSC08797.JPG

 とりあえず懸念のひとつは解消しました。
posted by TAKAMI Yui at 18:15| Comment(0) | 430セドリック

2016年12月13日

とりあえず故障個所+対策と予想(2016/12/13時点)

○問題点
1)ファンベルトが古く、オルタネータ発電不良によって異音とバッテリ上がり。

2)キーONでエンジンはかかるが、アイドリングが高い(冷間時2000回転、通常時1300回転。L型ターボの整備解説書によると、MT車のアイドリング標準値は650回転)。

3)走行も普通に可能だが、しばらく走って坂道や加速時など負荷がかかると吹けなくなり、アクセルを踏んでもエンジンが反応しなくなってしまう。その際マフラーから黒煙や白煙が出ているといった異常なし。
 一度キーをオフにしてエンジンを再始動すると直るが、しばらくするとまたなる。

4)パワステポンプからわずかなオイル漏れ。

5)エギゾーストの出口から排気漏れ。

○対策
1)ファンベルト交換+調整によって解消。以降不具合なし。ファンベルトはまだ部品が出るので問題なく交換可能。ついでにライト類をLED化することで消費電力の軽減をはかる。

2)3)原因不明。
エアフィルタを新品交換→効果なし
ついていたプラグがBP5ES-11だったので、標準のBP6ES-11に変更→効果なし
スロットルチャンバとマニホールドからのエア吸い発覚→ガスケットが製廃のため未対策→マニホールドのガスケットだけとりあえず入手したので交換予定。スロットルチャンバのガスケットは自作か液体ガスケットで対処?
スロットルチャンバのスクリュによるアイドル調整→いっぱいまで閉めても1300回転から落ちない
エアフロのスクリュによるアイドル調整→いちばん緩められていたので少し閉め込む。そのぶん燃料が濃くなり症状がでやすくなる。そもそもスクリュが異常に緩い
O2センサ不良?→とりあえずO2センサの新品を入手。交換予定
デスビキャップ摩耗?→キャップの新品を入手。交換予定
プラグケーブル摩耗?→NGKプラグケーブル新品を入手。交換予定
水温センサ不良?→新品入手済み。交換予定

4)いまのところだましだまし使うしかない。とりあえず中古部品を探し中。

5)ディーラではターボチャージャ回りはターボチャージャごとASSY交換になるとのことで対応不可能(そもそもターボチャージャの新品がないので)。とりあえず漏っているガスケットは新品入手。別の工場で交換予定

 一番の問題は対処方法が見つからない2)と3)で、このエア吸いが加速不良と関係しているのかどうかがそもそも不明。加速不良についてはエンジンを切って再始動すると直ることから、なにか電気的な部品の不具合だと思われる。
 エア吸いはとりあえずマニホールドから解消するとして、エアフロが正常に動いていてもエア吸いによってコンピュータが誤動作している可能性はあるので関係ないとも云えないものの、加速不良の直接的な原因としていちばん怪しいのはやはりエアフロの不良かあるいはO2センサの不良か。エアフロについては新品はもちろん中古品も手に入っていない状態なので、開けて直せないようだとかなり厄介な症状になりそう。エアフロの中古探しが先決か。
posted by TAKAMI Yui at 17:46| Comment(0) | 430セドリック

2016年12月12日

主治医

 430セドリックって30年以上前のクルマなので、確かに旧車ではあるんですが、「旧車」ってハコスカとかケンメリとか510ブルーバードとかであって、なんかこの430とかスカイラインでいうとジャパンとかオニクラとか70マークIIとか、そのあたりって「旧車」というイメージがあんまりないんですよ。
 セドリックでいうと330なんかは旧車だなあって感じがするんですが、430はそんな感じがしない。自分が生まれた年にもかかわってきてるのかもしれませんけどね。平成生まれの人からしたらY32だって旧車でしょうし。
 でも実際、いわゆる「旧車」が雑誌で云うと『オールドタイマー』あたりで扱われるようなものだとして、『ハチマルヒーロー』とかで扱われるような、それこそ430セドリックみたいなとこって「ネオヒストリック」みたいな分け方をされたりしますね。

 なので、そのいわゆる旧車と比べたら、80年代のネオヒス車ってのはイマドキのクルマに近い感じで乗ることもできます。
 旧車はたとえばキャブだったりすれば、まず寒い日はエンジンかけるのも大変だし、キャブの定期的なメンテナンスも必要だし……みたいな、コンピュータに頼らない機械そのものに対しての知識と対策が必要になります。点火系についてもポイントの調整とかね。
 電装系もいまのクルマと比べたら比較にならないくらい弱いので、うかつにオーディオだのナビだのETCだのつけることもできません。
 このあたりの世代は普通のディーラのほとんどは手出しができないところで、旧車の専門店でないと触ることすらできないケースが多いです。
 逆にそれこそハコスカやケンメリなんかの人気車種であれば、純正部品はなくても社外の部品がいっぱいあるので、修理代は結果的に高くはつきますがけっこう扱える工場も多いのも特徴でしょうか。逆に人気車種と互換性がない不人気車種だとどうにもならないくらい苦労するというのも事実ではありますが。
 その場合、いまついている部品を修理して使うことになるんですが、コンピュータではなく機械なので、実際に修理ができることも多くあります。

 80年代に入ってくると、上級車を中心に燃料噴射がインジェクションになり、点火もフルトランジスタになり、エンジンもコンピュータで制御されるようになって、故障診断もできるようになったりしてきて、ここまでくれば普通のディーラでも見られることも多くなってきます。
 インジェクターやコンピュータなど電気を使う装備も多くなってくるので、限りなくメンテナンスフリーに近くなり、オルタネータ(発電機ですね)の容量も大きくなり、ナビやETCをつけてもオルタネータがちゃんと機能さえしてくれれば問題なく動いてくれます。
 ただし逆に素人整備ではどうにもならなくなってくることもあって、たとえばキャブ時代ならキャブをバラして清掃したりできますが、イマドキのクルマではそういうわけにはいきません。修理というよりも壊れた部品をそっくり交換するASSYが通常の対処になってくるので、壊れて部品がなければお手上げになることも多いです。

 そして、430の世代は、まさにその過渡期です。
 排気ガス浄化システムの完成度が上がってきて、インジェクションで燃料は吹いているんですが、ECUを使わずにキャブレターのシステムを簡単なコンピュータとインジェクターに置き換えているだけに近いので、キャブレターのようなデリケートさはないものの、フルコンピュータのようなまったく手がつけられない感じではありません。
 ……逆に云えば、キャブのように素人ではある程度メンテすらできず、ディーラでは故障診断ができないので見られず部品の修理もできないという、いちばん厄介な世代でもあるわけです。

 というわけで、いろいろ資料を揃えて触ってはみるんですが、たとえばエアフロが悪いのかコンピュータが悪いのかみたいなのが、機械的なものだったら外してバラして清掃して組み直すとかができるのにそれもできず、コンピュータ診断で「エアフロが壊れています」みたいなことが一発でわかるシステムがあるでもなく、総当たりでやっていくしかないわけで、どっから手を付けていいかわからん、という車体なわけですね。
 実際には、当時はこれを診断する簡単なテスタがあったらしいんですけど、もはやそのテスタを持っている工場がないんだそうです。そりゃあそうだわな。

 そういうことになると、やはり主治医というか、専門家に見てもらう必要があるわけで、さてそれをどうしようか、というのがいま現状なわけです。
 とりあえず数店に見せていて、現状では、

1)日産ディーラーA
 近所でいちばん大きい、GT-Rを扱うハイパフォーマンスセンターだったりするようなところ。いまのところここがいちばん好き。エア吸いを見つけてくれたのもここだし、当時新車で430を売っていた頃に入社した工場長という人が出てきていろいろアドバイスをしてくれたりとか。「ちょっと前までどこの店に行ってもL型のパーツいっぱいあったんですけどねえ」と懐かしそうに云ってて趣深い。他の同業者のミスを見つけても悪口を云わないのがとても素敵。いろいろ面倒なことをお願いしているのに引き受けてくれる。ただ、ディーラーなのでやっぱり部品が出ないとお手上げになってしまうのが痛い。ただ、「どうしてもない場合は液体ガスケットで埋めるとか対策するしかないかも」みたいな、ないならないなりの対策をしてくれそうなのはけっこう頼りになる気がする。

2)日産ディーラーB
 A店に比べたら店は小さいけど、うたい文句としては「地元で40年以上整備をやってきた」とのことで、もしかしたらと思って持っていってみた……けど、「これだけ古いのだともう見られないので無理ですね」の一言で終了。別にこの店が悪いわけではなくてこれが普通のディーラの対応だと思います。

3)旧車もやってるという工場A
 ディーラーAの診断を「間違いなんじゃないかなあ」と疑っていたが、とりあえずの修理として入れた修理でオルタネータの固定ボルトを閉めつけが緩すぎて、あっというまに交換したばかりのベルトが緩むというなんともはや。肝心の故障については「症状が出ないので見当もつかない」とのことで終了。ただ、別にフォローするわけではないけれど、メールでのやりとりは丁寧だったし、「エア吸いだとするとガスケットを作ったりしてやるので時間と費用はかかる」みたいなことを云ってくれていたので、症状が出た状態で持ってけば相談には乗ってくれそうではある。実際工場にはけっこうマニアックな車種も置いてあったし、仕事も速かったのでそのへんでは信頼されてるんじゃないかなあとは思います。

4)旧車専門だという工場B
 とりあえず電話して「430なんだけどこれこれこういう症状が出ていて、日産の診断ではインマニからエア吸いが出ていて、修理をお願いできますか」という相談をしたところ、フレンドリーなHPとは裏腹のむっちゃ冷たい声で「ガスケットないんじゃ無理だな」で終了。そこをなんとかするのが旧車専門店ではないのか。部品がある旧車しか直さないのかいな。

5)旧車専門だという工場C
 ここはメールフォームから相談したら、わざわざ携帯電話に電話をかけてきてくれて、思い当たる原因など細かく相談にのってくれた。ジャパンや130Zなど同時期の車種の修理も頻繁にやっていてとても信頼できそう……なのだけど、さすがにそれだけあって人気があるらしく、来年の6月まで作業がいっぱいらしい。すげえな。

6)普通の自動車整備工場だが旧車も得意で「部品がないなら作ります」みたいなことが書いてある工場C
 メールフォームから症状と相談を送るも返事すらなし。メールフォームから「こういうメールが送られました」みたいな自分宛てのメールは帰ってきてるので届いてないことはないと思うんですが。気づいてないだけなのか無視されてるのか。まあ後者だとしても客を選ぶのも店の権利だから仕方ない。縁がなかったということで。

7)友人がクルマを預けてる小さい工場D
 店は小さくて古くて一見ヤバそうだけど、整備に携わっている人は実はレースとか交友関係ですごい過去を持ってるというパターンの店。友人のクルマを見に430で行って、調子悪いんですよ、と云ったら、どこが調子悪いのか見せてみろ、と云われてボンネットを開けた瞬間、音だけで「コレどっかからエア吸ってるだろ、ほらこことここ」と見抜いた神業に感動した。過去に430に乗ってたこともあり、サニーからハコスカ、ケンメリ、ジャパン、DR30、R32……とずーっとA型からL型、RBと日産のエンジンをいじってたとのこと。中でもL型をいじっていた時期がいちばん長いらしく、430のエンジンルームを見て「懐かしいなあ」を繰り返していた。決していやな感じに口が悪いわけではなく、ディーラみたいに丁寧ではないけどフレンドリーでほどよく気持ちいいし、何より実践で鍛えた腕は信頼性抜群。

 ……という、いまのところこの7つのお店と関わっているんですが、コレだけ見たらどう考えても7番だと思うでしょ? そいで半年後にまだどうにもなってなかったら5番かなみたいな。
 ところがこの7番のとこ、仕事はちゃんとしてるんだけど時間感覚がむっちゃアバウトで、二週間で上がる約束が半年かかった、みたいなケセラセラなとこでして。しかも置き場が外のヤードしかないので、あんまり長く外に置きっぱなしになると朽ち果てちゃうんじゃないかみたいな不安もないではない。いまどきのクルマなら防錆もしっかりしてるんだろうけど。
 ただ、今現在先方から「もし持ってくるならちゃんと見てやる」という連絡が来てるので、もう頼れるところもないし、なにより腕前は絶対的に信頼できるので、お願いできるならお願いしたいなと思ってるところ。

 これで直ればいいんだけどなあ。
 ほんとにとりあえず、普通に走れるようになってほしい。
posted by TAKAMI Yui at 19:47| Comment(0) | 430セドリック