2016年12月02日

(6)ファンベルトの張り

 とりあえず「症状が出ないのでわからん」になると困るので、なるべくあのときの状況を再現できるよう、電気をなるべく使いながら日産ディーラへ向かいます。
 昼間なのにヘッドライトを点け、ヒータを入れてついでにラジオもON。
 心配する必要ないってくらい見事にベルトは鳴きまくり、道行く人が何事かと振り返るくらいの音になっておりました。
 これなら安心だ。安心じゃないけどな。
 ハチマルミーティングの日は暗かったのと雨で確認できないままだったんですが、日産の駐車場でメカニックの人と一緒にボンネットを開けて確認してみたところ、ファンベルトはまあ見事にゆるゆるになっておりました。
 これならすぐ調整できるでしょう、ということで、その場でドッグ入り。
 一時間ほどで戻ってきて、無事ファンベルトはちゃんと張られ、さっきと同じように電気を使っても音はならなくなりました。
 どうやら、前にベルトを変えてもらった工場で、ファンベルトの張りを調整するのにオルタネータを動かしてボルトで留めるんですが、そのボルトの締め方がゆるく、しばらく(っても数十キロくらいしか走ってないけど)走ってるうちにオルタネータが動いてしまい、結果としてファンベルトがゆるくなってしまった……と、まあ、そういうことらしく。

 あえて上で工場の名前を出さなかったのはそのためなんですけど、けっこうこの工場では日産ディーラのことを辛辣に云ってたんですよ。
 要は部品がないからやりたくなくてごまかしたんじゃないかとか。
 けっこう旧車にも強いです!みたいなことが売りっぽかったので持っていったんですが、「症状も出ないしそもそも症状が出ても部品がないから治らないねえ」というそれじゃディーラと同じじゃん!みたいな対応でちょっと「?」だったんですけど、逆に日産ディーラの人はこの工場の人を責めるでもなく、「ちょっと締め方が緩かったみたいですねえ」みたいな感じで、なんかこう同業者を悪く云わないのがとてもいいなあと思ったんですよ。
 あと、やっぱりディーラだからパーツがないと直せないんですけど、それでも部品を探してくれたり、いざというときはリビルドとかできるかどうかわからないけどこういうふうにしてみましょうみたいな提案もしてくれる。
 このメカニックの方がなんかとても好感度が高くて、基本的にこのディーラに持っていき、どうしてもどうにもならないところはどっか旧車に強い工場を探してみよう、という感じになってきました。
posted by TAKAMI Yui at 00:31| Comment(0) | 430セドリック

2016年12月01日

(5)電気系統の故障?

 三日後、工場から電話があり、ファンベルトの交換終わりましたと。
 で、肝心の2000回転頭打ち現象については、ファンベルト交換後にしばらく乗ってみたのですがまったく症状が出なかったとのこと。
 で、引き取った帰り道、1速で引っ張っても坂道になってもやっぱりぐいぐい加速してくし、アイドリングもまったく正常。
 ただ、その後夜中に首都高速を1時間くらい走ったところ、突然症状が再発しました。
 一度エンジンを切ると復活しますが、しばらくするとまた同じような症状になります。
 すぐに症状がでなくなったぶん、前よりはよくなったわけですね。若干ですけど。

 ……ということは、燃料ポンプの詰まりとかそういう機械的なものではなく、なにか電気的なものの可能性が高くなってきました。
(1)バッテリが満充電だったときには(バッテリは九州の店で新品に変えられていた)コンピュータにちゃんとした電力が入力されていたので正常に動いていた(これが一時的に正常になっていたという状態)が、ファンベルト不良によりどんどんバッテリ電力がドロップしていき、燃料を吹くインジェクタを動かすためのコンピュータの電力が足りなくなっていて件の症状が出ていた
(2)コンピュータがなんかの拍子でセーフモードのような状態に入っており、高回転を回そうとすると燃料がカットされるようになってしまっていたが、一週間バッテリをはずしっぱなしにしたことでそれがリセットされ、普通のモードでコンピュータが作動している
 ……とか、そんなとこなのかな。

 どちらにしてもいよいよエアフロが怪しいか、水温やO2センサなどのセンサ類か、最悪の場合コントロールユニットか。
 コントロールユニットだった場合が一番面倒ですね。
 さすがにもう部品手に入らないでしょうし。

 ででで、その後。
 とりあえず一時的にヒューズから取る電源からETCを一時的に取り付けたら、これがやけに不安定なんですよ。
 ETCが再起動を何度も繰り返しちゃうんですね。
 明らかに電圧が安定してない。
 ヒューズの差し込み口が悪いのかと思っても、それはどうも普通っぽい。

 で、その後、ハチマルミーティングという、80年代のクルマが集まる雑誌の集会がありまして、せっかくなのでそれにセドリックで行ったんですね。
 それはそれでよかったんですけど、その帰り、雨に降られてしまいまして。
 暗くなってたのでヘッドライトもつけますわな。
 雨降ってるからワイパーも動かしますわな。
 停まってればブレーキも踏むからブレーキランプもつけますね。

 そうするとどうなるかというと、またファンベルトの警告灯がつくわけです。
 しかも今度は、明らかにこりゃファンベルトだ!っていう、ギュイーンという鳴きが聞こえる。
 ベルトは交換したばかりだから、ベルトは悪くないわけで、テンションをミスったか、あるいはオルタネータ自体がいかれてるかですよね。
 たとえばでかいオーディオをつけたとか、そういう電力をオルタネータの作業量以上に使ってしまうものをつけてしまったんなら話は別ですが、その時点でETCですら外していたので、ワイパーとヘッドライト、ブレーキランプくらいです。
 つまりごくごく普通の使い方しかしてない。
 これで電力不足になってしまうのは明らかにおかしい。

 さて、じゃあ原因を考えてみましょう、と。
 先にも書いた通り、430のHTはICレギュレータなので、レギュレータが「クルマが電力を使ってるからもっとオルタネータを回して発電しろ!」と指示をすれば、オルタネータはさらにパワーを上げて回ります。
 なので、電力を使った状態……つまり、ヘッドライトやラジオ、ワイパーやヒーターなど電気を使えば使うほど、ICレギュレータによって必要な分の電気が割り出され、オルタネータはその分をバッテリに充電しようと補おうとするわけです。
 その機能はおそらく正常に動いている、つまりICレギュレータは正常に動いているのだと思うんですよ。
 だから電力的に高負荷時にはオルタネータを余計に回そうとする。
 スタータを回した直後なんかもそうですね。やっぱり一瞬ファンベルトの鳴きが聞こえます。
 あとは停まった状態から発進する瞬間も、レギュレータの処理が間に合わないのにエンジンの回転数アップによってオルタネータは回ってしまうので、一瞬ですがファンベルトの鳴きが聞こえます。
 つまりこれはベルトのテンションとかではなく、先にベルトを交換した工場でも云われたようにオルタネータのプーリが錆で固着してて、オルタネータを回せという指示に従いオルタネータを回そうとファンベルトは回転するけど、ベルトによって回転させられるプーリの部分が固くて滑ってしまい、結果鳴きが発生している……と考えるといろんなことが納得いきます。

 で、電気的なことが原因であろうと考えられる回転の頭打ちも、もしかしたらそれによるものかもしれず(前回一時的に直ったのに、夜中に一時間走り続けたらダメになったわけですから)、もしオルタネータの交換とかでなんとかなればもしかしたらなんとかなる……のかもしれません。
 とはいえまあ、それにはオルタネータの交換が必要なわけで、オルタネータのリビルドなりなんなりが手に入る前提ではあるんですが。

 とりあえずさすがにこの音を立てながら走る勇気はないので、また先の日産ディーラに電話をして、見てもらうことにしました。
posted by TAKAMI Yui at 19:52| Comment(0) | 430セドリック

2016年11月28日

(4)新たな刺客

 そう云われてしまってはどうにもならんわけで、やはり餅は餅屋かと、とりあえず家から近くでという条件で、ある程度古い車をいじってくれそうな修理店をネットで検索し、メールをやりとりしていくなかで、じゃあ何日に持ってきてください、という話になりました。
 その週末、ちょっと乗ってみようと思ってエンジンをかけた……ら、セルが回らない。バイクとかでセルが回らない状態と同じような現象だったので、こりゃバッテリかと思って、Dからバッテリをジャンプしてエンジンをかけたら一発でかかりました。
 この時点でなんでバッテリがなくなったんだ?ってことを疑っておけばよかったんですけどね。

 で、そのままオートバックスへ乗って行き、ETCとか省電力化のためにLEDの電球とかを買いに行ったら、今度はオートバックスの駐車場でエンジンがかからなくなりました。さっきとまったく同じ状態。いくらなんでもバッテリがなくなるまでが早すぎる。
 オートバックスの人に押し掛けで(小さいモバイルバッテリのブースターではエンジンがかからなかったので)エンジンをかけてもらい、家に帰る……途中、交差点で右折待ちをしていたら、交差点の真ん中でいきなりエンジンが落ちました。もうセルも回らない。
 仕方ないので手で押して道路の端に寄せ、ロードサービスを呼んでバッテリをジャンプしてもらってエンジンをかけてもらい、なるべく電気を使わないようにライトはスモールのみで帰宅。近くでよかった。
 夜だったので、停まったときはヘッドライトをつけ、ウインカーを付け、ブレーキランプもついてて、さらにラジオもつけてたわけなんで、もちろん電気は使ってるんですがその程度で落ちてもらっては困るわけで。
 ロードサービスの人にオルタネータの電圧を測ってもらうと、アイドリング時は13〜14ボルト近く出てるのに、ヘッドライトを付けた瞬間12V近くまでドロップしちゃうんですよ。
 なるほど、さらにこれでウインカーとブレーキランプとラジオが入ったらバッテリはなくなるわな。確かに。

 さて、そうなるとなんでこんなことになったんだ、ということになるわけで。
 とりあえず、バッテリを見てみると、バッテリは完全に放電してました。インジケータは「要充電」になってます。
 ということは、走ってもバッテリが充電されてなかったということ。
 バッテリを車体から外し、AD-0002で充電しつついろいろ考えてて、結果すっごい簡単な結末に行きつきました。

 この時代のクルマって、オーバーヘッドコンソールにやたらといろんな警告灯がついてて、その中に「ファンベルト」の警告灯があるんですよ。
 で、これが最近ついたり消えたりするようになってたんですね。
 どうせ古いセンサだからあてにならんだろと思って無視してたんですが、考えてみればファンベルトが滑ってたらオルタネータへ充電されてないんじゃねえかなと。
 430セドリックはレギュレータがIC式なので、アイドリング時でも、こりゃバッテリに充電が必要だってことをクルマが判断するとオルタネータを余計に回すようになっています。
 んが、ファンベルトが滑ってたら、当然レギュレータがオルタネータを回せ!と指示してもベルトが滑ってオルタネータが回らず、結果バッテリに充電されない……という。
 んで、その状態で乗ってたもんだから、バッテリはどんどんなくなっていき、一週間ほど放置したタイミングで完全に放電してしまってエンジンがかからなくなり、ちょっと乗った程度では滑ったベルトのオルタネータでは充電が足りず、オートバックスで停まり、さらに致命的に交差点の真ん中で停まった……と。

 んで、実際にベルトを見てみたら、オルタネータのベルトはもうユルユルだしボロボロです。パワステとエアコンのファンベルトも同じくボロボロ。
 つまり、警告灯は嘘をついてなかったわけで、ちゃんと信じてりゃこんなことにはならんかったわけでして。
 買った店にそこまで見ておいてっていうのも酷な話なのかなあ、とは思うんですが。いちおう整備してくれたはずなんだがなあ。

 一週間バッテリを充電し、いよいよ旧車が見られる工場に持っていこうと思ってバッテリを取り付けてエンジンをかけてみたら、イッパツでエンジンはかかりました。
 とはいえオルタネータまわりの調子はそのままなので、なるべく電気を使わないようにしながら家から工場まで40分くらい走ります。

 ……が。
 これが、症状が出ないんですよ。
 いや、オルタネータの症状じゃないです。ファンベルトの警告灯は、ためしにヘッドライトをつけてウインカーをつけてみたらしばらくして点灯しました。
 じゃなくて、2000回転での頭打ち現象が出ないんです。
 坂道もぐいぐい上るし、1速でもガンガン引っ張れる。
 なにこれ普通に乗れるじゃん?って感じです。
 頭に大きな「?」マークを浮かべながら工場へ持っていったんですが、やはり「症状が出ないんじゃ直しようがないなあ」とのことでした。そりゃそうだ。
 日産から指摘されたガスケットまわりについては、確かにその可能性もあるけど、マニホールドやスロットルチャンバあたりは浸透圧も高いので、ブレーキクリーナをかけたらけっこう正常でも不調になるから、どうもそれが原因じゃないんじゃないかなあとのこと。
 まあもちろんガスケットがあれば交換するのはやぶさかではないけどという状態だけど、ひとつ交換したら次々と交換しなきゃいけないガスケットが出てきて、結果手間と時間と工賃がすごいことになるかもしれない、とのことでした。
 確かに、実際にここまで来る間にまったく症状が出てないんだから、ガスケット云々じゃない可能性は高いわけで。

 ただまあ、少なくともとりあえずファンベルトまわりはいますぐにでも交換したかったので、ファンベルトの交換をお願いしつつ、もしその作業の中で異常が見つかったら教えてください、ということで電車で帰ってきました。
posted by TAKAMI Yui at 19:35| Comment(0) | 430セドリック

2016年11月25日

(3)満足に動かない

 さて。
 買いますという話をした直後に海外旅行に行っていて(このへんの話はあとで書こうと思っているのですが)、海外旅行の間はもちろん帰ってきてからもしばらく店から連絡がなく、どうしたのかなあと思って連絡してみたら、どうもエンジン調子がよくならない、と。
 その店では原因がわからず、大きい日産ディーラに持っていっても原因不明だ、というハナシで。
 ECCS(要するに今時の、つなげるだけで故障個所がわかる診断システムです)になる前のEGI仕様なんで、コンピュータ診断が簡易でしかできず、しかもその診断機がその近辺の店にはもうないんですと。
 むしろ東京の大きい店のほうがあるかも、ということと、燃料ポンプの洗浄などでいちおうは現状治ってるので、ちょっと値段を引いてもらってもう送ってもらうことにしました。この間1カ月くらいかな。

 で、陸送されてきた日に撮ったのが最初の写真です。もうほんとにフルノーマル。タイヤがいくらなんでも中に入りすぎだろ!ってくらい中に入ってます。ソリッドの黒でフェンダーミラーなんで、いまどきの人が見たらタクシーだとしか思うまいって感じ。
 じゃあ早速ちょっと乗ってきてみよう!と思って乗ってみた……ら、いきなり来ましたね。不調。
 まさに電話で店から聴いていた通りの状態。ぜんぜん治ってないじゃん!ってなもんです。

 症状としては、エンジンをかけてアイドリングは正常。マフラーから変な煙が出てるとかいうのもないですし、ギアを入れれば普通に動きます。
 が、しばらく走ってみたら、アクセルを踏んでもエンジンが回らず加速しなくなるんですよ。ガス欠したときみたいな、リミッタがかかって燃料カットされたようなノッキングが発生して、どんどんスピードが落ちていきます。
 ギアを落としてもダメで、いちどそうなると何をしてもダメです。ただ失速するのみ。
 とくに坂道が苦手で、いちばん最初に乗った時は、その状態で坂道に差し掛かり、どんどんスピードが落ちていって、最終的にはノッキングしながら時速10キロくらいまで落ちてしまいました。
 そのときは仕方ないので、ハザードをたいて後ろのクルマに先に行ってもらい、エンジンを一度切ってしばらく休ませたらまた動いたのでとりあえずその坂は上りきったんですが、やはりそのあと同じような症状が出ます。
 で、気づいたのは、どうやら2000回転前後を超えてエンジンを回すとそういう感じになるっぽいので、2000回転になるまえにぽんぽんとギアを変えてやると、とりあえず街中くらいは普通に走れるようになりました……が、坂道に差し掛かるとどんどんスピードが落ちます。
 坂道ったって別に急坂とかではなく、バイパスの坂とか橋とかそんな程度ですよ。自転車でもちょっとがんばって漕げば行けるだろって坂です。
 なんじゃこりゃ?と思ってWEBで検索してみると、結構同じような症状が出てるんですよね。中にはまったく同じなんじゃないのって症状まである。
 特に多いのは、燃料タンクの錆、そしてその錆を燃料ポンプが吸ってしまって燃料系が詰まってしまってるって現象。
 なんで、買った店に連絡して「そのへんって調べましたか?」と聞いたら、どうやらそのへんはちゃんと見てくれたと。燃圧も正常だし、ポンプは洗浄しているわけなんで、どうやらそのへんは大丈夫なんではとのこと(でもいま考えれば、ポンプを洗浄して一度治ってまたその状態になるんならタンクとか燃料パイプは怪しいよな)。
 ただ、とりあえず2000回転回さなければ普通に走るんで、試しに高速道路乗ってみようと思って夜中に高速道路に持っていったら、なんかもう普通に走るんですよ。2000回超えて3000回転超えて回る。スピードもとりあえずちゃんと100キロは出る。
 ただ、110キロを超えたあたりで失速するし、11号レインボーブリッジの坂とか行くとすごい勢いでスピードが落ちていってしまい、60キロくらいまで落ちてしまいます。
 調子のいい悪いはともかくやはり正常ではないので、エアフロか? EGIか? とかいろいろ思いつつ、近くの大きな日産へ持って行ってみてもらったところ、まったく予想外の答えが帰ってきました。

 点検の結果としては、エキマニまわりとスロットルチャンバのまわりにブレーキクリーナをかけてみたところ、明らかにエンジンの調子が悪くなる。
 ということは、エキマニかスロットルチャンバのガスケットからエアを吸ってて、ここだとエアフロより先だから、エアフロが正常に空気の量を測っていても、その後で空気の流入量がおかしくなる→空気量に対して相対的に燃料の噴出量が少なくなる(混合気が薄くなる)→高回転域でノッキングが起こる……ということなのでは、とのことでした。
 しかし、このマニホールドとスロットルチャンバのガスケットは日産では既に製造廃止。つまり交換不能というわけで、基本的に純正パーツでしか作業ができないディーラではこれ以上はどうにもならんということになってしまいました。

 さあ、このへんから深みにはまっていくことになります。
posted by TAKAMI Yui at 21:32| Comment(0) | 430セドリック

2016年11月22日

(2)クルマ選びから購入まで

 430セドリック。

 なんでいきなり買ったかってと、インプレッサワゴンのハブベアリングの音がだんだんひどくなってきて、クラッチもやっぱりなんかおかしくて。
 さらにいえばあまりに速すぎて扱えないというか、ついつい高速道路とかで飛ばしちゃうんですよ。そうすると簡単にスピードが出ちゃう。時として明らかに自分の技術では制御できないかもって領域まで簡単に行っちゃう。
 こりゃ自制心が効かないと、いつか捕まるか事故するなと実感しました。
 実際に捕まってもいないし事故ってもいないんですけどね。

 Dがあるから売っちゃってもいいんですけど、5ナンバーとかの小さいセダンとかワゴンはやっぱり駐車場とかでは便利だなあというのはあって、でも今のクルマを新車で買うのもアレだし、と思っていたところで、そうか、ここで430なんでは!?と思い立ったんですよね。
 年齢的にわたしは今年で不惑でして、もう結婚したこともあるし、自由にクルマの買い替えもできないだろうから、一生もので持っていられるものが欲しい。
 ってなると430しかないんですよ。
 430のHTであればセドリックでもグロリアでもどっちでもいいし、色もなんでもいいし、グレードもなんでもいい。できればターボのほうがいいとか(日本の一般販売車ではじめてターボを搭載したクルマですからね)細かいことはおいといて、譲れない条件は「フルノーマル」「MT」のふたつでした。

 実際は130クラウンとか51クレスタも探したんですけど、やっぱり実際に見てみると430がいい!ということで、ついにアガリであるところの430を探すことにしたわけです。
 ま、130クラウンはMTのタマが圧倒的になかったのと、クレスタはつなぎで乗るにはちょっと値段が高かったからってのもありますけどね。
 クラウンにしてもクレスタにしても、どうせならあこがれのデジパネ(懐かしい響きだ)がいいんですけど、MTで残ってるグレードは安いのが多いんで、デジパネじゃないんですよ。
 ただここで、わりと最近まで使われていたG型エンジンのクレスタなりクラウンを買っておけばまた状況違っていたかもしれません。
 あえて修羅の道を選んだ感じはあります。

 さて。
 御存じの方は多いと思いますが、この型やこの前の330セドグロは、当時暴走族とかにとても愛された車種で、10年以上前に非常に安く売られているときにいわゆる「族車」に改造され、屋根を切られたりバネを切られたりして実に悲しい姿にされ、最終的には大量に廃車になってしまいました。
 そういう車種なので、いま旧車会のクルマ版みたいなノリの店に「当時風の改造しました」みたいな形で売られているものも非常に多く、まずノーマル車を探すのが大変なわけです。
 で、さらにMTですからね。ATだったら結構見つかるんですが、さすがにMTはなかなか出てきません。

 何件か見に行ったんですが、内装がボロボロだったり、エンジンがボロボロだったりなんてのは普通で、まともに走らないなんて普通。オールペンでへんな色になってたり、マフラーが直管だったり。その割に値段だけは御立派、みたいなのばっかり……な中で、特に値段は格安ではないんですが、昭和55年式走行96000キロのフルノーマルでMT、ターボの中期型、グレードはSGLエクストラ、色は純正の黒というのが出てました。
 仕様はほぼ理想通りです。

 ところがこれ、九州の某県で、わたしが住んでるのは東京。 簡単には見に行けない。
 しかしここまで理想通りのはなかなか出てこないだろう……と思い、思い切って有給休暇を取って九州まで見に行きました。
 ま、平日のLCC使ったんで往復で1万円くらいしかかかっておらず、下手に高速道路とか使って近県行くより安かったんですけどね。
 で、実際に見たら……ボディの錆は皆無だし、エンジンもよさそう。エアコンも動く、アイドリングは安定してるし、整備記録簿も全部残ってる。AMラジオが壊れてるくらい(FMは聴ける)。聞けば知り合いの車庫の中で寝ていたクルマだそうで、ボディはもちろん、内装がすごくいいんですよ。ダッシュボードとかにひび割れや色あせが全然ない。
 こりゃいいんじゃない?と思って、ほぼ買う気で帰ってきて、陸送費とかいろいろ相談して翌日には購入を決定してしまいました。これを逃したらいつ出てくるかわかんないですしね。
 なにより貴重な内装がきれいなのはとてもいい。

 その時点で売却が決まったインプレッサワゴンは、さすがに外装のヤレとかもあってなかなか苦労しましたが、諸経費くらいにはなってくれました。ほんとは下取りで持って行ってくれれば楽だったんですけど、九州まで行くだけで売値超えちゃいますからね。
 インプワゴン、最後の日の勇士。まだまだ乗れるのでどっかで走っててほしい。

14606542_1169268589807614_7896258648243403498_n.jpg

 買ったセドリックは、昭和55年式なんてもう立派な旧車です。
 維持はけっこうたいへんだろうという覚悟はもちろんありました。いまの常識が通じるクルマではなかろうと。
 とはいえそんなにマニアックなクルマでもないし、ましてやエンジンはハコスカとかケンメリとかフェアレディZみたいな人気旧車に多いL型だし、部品とか修理とかはどうにでもなるだろう……と。

 ……このときは思っていたんですね。
 苦労するのはこの後です。
posted by TAKAMI Yui at 18:45| Comment(0) | 430セドリック